平成20年度衛生講習会
新型インフルエンザと衛生消毒

新型インフルエンザとは? 新しいタイプインフルエンザウイルスによるもの
○鳥類のインフルエンザウイルスが人に感染し、人の体内で
  増えることができるように変化し、人から人へ感染できる
   ようになったもの
人のインフルエンザ 。インフルエンザウイルスの感染
 A型:ソ連型(H1N1) 香港型(H3N2)
  14種類の型があると言われている。
  代表的な流行ウイルスは2つ
  B型

流行を予測して予防接種ワクチンが作られる
鳥類のインフルエンザ 。鳥類(かもやあひるなどの水鳥が中心)は、インフルエンザウイルス
 に感染する。主に消化管で増える。飛び回り、糞とともにウイルスを
 運ぶ。

*人が罹るインフルエンザウイルス
 鳥が罹るインフルエンザウイルス
 遺伝子の構造が違うため、鳥から人には感染していなかった
鳥から人へ
感染したインフルエンザ
●1997年 香港: H5N1の流行時に、はじめて鳥のインフルエンザ
  が人に感染した。患者18人 うち死亡者6名
●2003年11月以降、タイ、ベトナム、インドネシア等で、高病原性鳥
  インフルエンザ 人に感染している。
●WHOの報告:発症者387人、うち死亡者245人
   
   今のところは、遺伝子型が鳥型なので、
    人から人には感染しにくい
新型インフルエンザの登場 遺伝子の組み換え、変異による
  新しいウイルスの出現

渡り鳥→鶏→人⇒人、人、人
過去にあった?
新型インフルエンザ
。1918年:スペイン型インフルエンザ
  2千万人〜4千万人が死亡者(A型H1N1)

。1957年:アジア型インフルエンザ
  2百万人の死亡者(A型H2N2)

。1968年:香港型インフルエンザ
  百万人の死亡者(A型H3N2)
新型インフルエンザから
     インフルエンザへ
誰も罹ったことがない新型インフルエンザ
         ↓
ワクチン.治療薬の開発罹患による抗体獲得
         ↓
    インフルエンザ
種類 普通のインフルエンザ 鳥インフルエンザ 新型インフルエンザ
原因
ウイルス
香港型
ソ連型
H5N1 不明
H5N1???
感染力 強い 非常に強い
(鳥から人のみ)
強い(非常に)
症状 発熱,鼻時汁
咽頭痛,筋肉痛
発熱,重症肺炎
多臓器不全
発熱,頭痛,肺炎
全身症状???
死亡率 0.05% 60% 0.3〜2%以上???
新型インフルエンザが発生したら 。誰も罹ったことがない。
  ウイルスの正体がわからない。
。人口の25%(4人に1人)は感染する
 可能性有。
 医療機関受診者数は最大で2万5千人と予測されている。
     医療機関の混乱
新型インフルエンザが発生したら
  社会機能の麻痺!!
*物資の運搬.供給する人が、感染し、働けなくなる。
 電気、ガス、食料品等の生活必需品を手に入れることが
  できなくなる。
 世界中で起きるため、
   誰にも助けてもらえない
新型インフルエンザの感染経路 飛沫感染
くしゃみ、咳、つばの飛沫と共に放出されたウイルスを
吸い込む。(2メートル以内)

接触感染
くしゃみ、咳、つばの飛沫がついた手が、眼や鼻をこすったり、
なめたりすることで
ウイルスが体内に入る。
新型インフルエンザの予防 。外出後などの手洗い
。マスクの着用
。流行時の渡航、旅行、人混みや繁華街の外出をしない
。十分な休養、体力や抵抗力を高めるためのバランスの良い食事
。現在のインフルエンザ予防接種
咳エチケット 咳やくしゃみをする時は
1)ティッシュで口と鼻をおおう。
2)他人から顔を背け、1m以上離れる。
3)使用したティッシュは、袋に入れ、蓋付のゴミ箱に入れる。
4)その後、石けんでよく手を洗う。
咳などの症状がある時は、マスクを着用する。
新型インフルエンザに備えて 。日頃から、外出後の手洗いや、咳エチケット等を徹底しましょう
。最低限の(2週間程度)食料、日用品等を備蓄しましょう
。県や市町村から発信される情報に注意し、発生があっても、
 冷静な行動がとれるように準備をしましょう
流行時のための備蓄物品
   (食料品の例)

●食料(長期保存可能なもの)の例
米、乾麺類(そば、うどん等)、切り餅、
コーンフレーク・シリアル類・乾パン、
各種調味料、
レトルト・フリーズドライ食品、缶詰、インスタントラーメン、
菓子類、ミネラルウオーター、ペットボトルや缶入り飲料水 等
流行時のための備蓄物品
   (医療品の例)
●常備品
常備薬(胃薬・痛み止め・その他持病の処方薬)
絆創膏、ガーゼやコットン(滅菌とそうでないもの)
※解熱鎮痛剤は、薬の成分により、インフルエンザ脳症を
助長する可能性があるため、購入時に医師や薬剤師に
相談してください。
●インフルエンザ対策の物品
マスクとゴム手袋(破れにくいもの):使い捨て
水枕・氷枕(頭や脇の下の冷却用)
漂白剤(次亜塩素酸:消毒効果がある)
消毒用アルコール
通常の災害時のための物品
   (あると便利なもの)

懐中電灯、乾電池、携帯電話キット、ラジオ・携帯用テレビ、
カセットコンロ・ガスボンベ、トイレットペーパー、ティシュペーパー、
キッチン用ラップ、アルミホイル、洗剤(衣類用・食器用)、石せん、
シャンプー、リンス、保湿ティシュ、生理用品(女性用)、
紙おむつ(乳幼児高齢者)、ビニール袋
新型インフルエンザが発生!!
     どのように行動しますか?
        
。国や自治体が提供する情報を収集する。
噂やデマに惑わされないこと。
正確な情報収集と冷静な対応が必要です。
。本人・家族が感染した場合の対応
発熱・咳・全身痛など、新型インフルエンザと思われる症状が
あった場合の対応は、県や市町村、保健所から情報が提供
されます。医療機関の受診は、感染の拡大と混乱を招く恐れがあります。
新型インフルエンザが発生!!
     どのように行動しますか?
。不要不急の外出の差し控え
感染拡大を極力回避するため、外出は、できるだけ、極力、差し控え、
人が集まるところへは行かないようにすることが必要です。

外出を避けるためにも食料品・日用品の備蓄が必要。  

感染の危険を冒してま外出しなければならない用事とは?   
いつ発生するかは??? 。いつ発生してもおかしくない状況です。
。発生してからでは、対応できないため、国や県、市町村、
企業では、対応マニュアルを作成しています。
。個人や家族での備えをきちんとしておくこと、地域の計画を
知っておくことで、混乱を防ぐことができます。
新型インフルエンザの詳しい情報 次のホームページなどをご覧下さい。
 。厚生労働省
 。国立感染症研究所
 。海外渡航者のための感染症情報
 。茨城県保健予防課
資料提供:茨城県龍ヶ崎保健所